脱・東京計画〜3児ワーママ移住ログ〜

より楽しく生きるために、移住も含めて暮らし方を模索している3児ワーママの生きる知恵を発信。

移住は「子どものため」ではない。むしろ親のエゴ

タイトル、別に子どものためを思って移住する人を批判しているのではなく、我が家の場合は「親のエゴ」ですよー、という話。

「子どものため」に移住するわけではない

「移住したいんだよね」と人に話すと、「ああ、子どもにとってはいいよね!」と返されることが多い。そしてその度、ちょっと違和感を覚える。
「自然が多くて広々した場所で子育てしたい」ことは確かだけれど、その理由は、「子どもにとってその方がいいから」なのではなく、「親である自分たちが、その方が楽しいから」だからなのだ。

マンション暮らしで、走り回る子どもを毎日止めるのもストレスだし、自転車や歩行者の多い歩道で走り回る子どもを止めるのもストレスだし、公園に連れていくために車が来ないか始終冷や冷やするのもストレスだし、家が狭くてすぐ散らかるのもストレスだし、、と、現状のストレスを挙げればキリがない。これらストレスを解消するための方法として選んだのが、移住だったのだ。

自然の多いところで、走り回る子どもを見てぼーっとしたり、キャンプやBBQで美味しいもの食べたり、川あそびとか海あそびとか、アウトドアな遊びを一緒に体験できたら楽しいだろうな…と。自分たちが、楽しいだろうな…と!

だから移住はあくまでも、親である自分たちのエゴで行うのだ。うちの場合は。

子どもにとって移住が正解かどうかなんてわからない

むしろうちの長男は絵に描いたような都会っこで、虫は触れないし嫌いだし、外で遊ぶよりは家で本を読んでいたいタイプだし、自然が多いから喜ぶとは思えない。むしろ、せっかく慣れてきた小学校を転校させることになるし、本人も「あんまり行きたくないな・・・」と言っている。

子どもが彼一人だけだったら移住は考えなかっただろうけど、我が家にはその下に、走り回るの大好きな活発タイプの長女と、まったくどんなタイプなのか未知数な二女がいる。現在ゼロ歳の二女が小学校卒業するまで、あと12年。12年間、ストレス感じながら今の生活続ける?本当に、本当にそれで後々後悔しない?と考えた結果、移住に踏み切ることにしたのだ。

移住が子どもにどう影響するか、正直わからない。最大限、いい経験となるようにするのは前提としても、「やっぱり東京の方がよかった」って言われるかもしれないし、けど更に10年後、「いろんな経験ができてよかった」と言われるかもしれない。そもそもタイプの違う子どもが3人いる時点で、全員にフィットする環境を都道府県レベルで用意することは不可能なのだ。

「親のエゴ」で、いいと思っている

今住んでいる場所は、交通量や居住面積の観点ではストレスフルだけど、教育環境としては申し分なく、小学校も、授業参観のたびに「いい授業だな~」と思わせられるほどしっかりしている。ほとんどの子が中学受験をして、中高一貫校に通うという。うちは夫が中高一貫校出身で、しっかりした教育方針に基づく濃密な6年間について聞いていたので、中学受験に対してネガティブな印象はない。子どもの教育のため、と考えたら、多少親のストレスは目をつぶっても今の地域に住み続けるという選択もあると思う。

でも…そうやって暮らしづらさのストレスに耐えながら、子どもが中高一貫校を卒業し、では大学という段で、子どもが何か好きなことを見つけて「大学は行かない、好きなことをやりたい」とか言い出したとき、そしてそれが、親の私たちの想定外のものだったとき、素直にそれを応援できるだろうか。「ここまで親が我慢して、コストかけて教育環境を提供してきたのに」と思わずにいられるだろうか。

今、親の私たちが進みたい道に進むことで、その姿を子どもたちに見せることで、子どもにも将来、「自分のやりたいことをやっていいんだ」と思ってもらいたい。私たちの選択で、子どもが何か困難にぶつかったときは、一緒に解決策を考えていきたい。そして、家族で新しい場所で生活をつくることで、移動と変化を恐れない心を養っていきたいと思う。